トラブルの要因を事前に把握するため
新規に構築するシステムにも導入したい
導入前の課題
お客さまへのサービス体制の改善
トラブル発生時の対応で運用要員を割くことがむずかしい
導入後の成果
サーバにJENNIFERを搭載
トラブル要因をつきとめ、早期の対応が可能になった
導入
ポイント
システムのレスポンス低下を防ぎ顧客へのサービス体制を充実したかった
A社さまは、コンサルティングからシステム構築・サポートまで、トータルソリューションを提供する国内大手のシステムインテグレーション企業です。ソフトウェアサービス事業分野では国内屈指のシェアを誇り、A社グループの総合力を活かした、ワンストップソリューションサービスを提供しています。
社内システムを統括する情報管理部門では、営業支援や経理関連処理、資産管理などのシステムで、アクセスがピークになった際に、稼働しているシステムにレスポンス低下などの現象が発生することがありました。サービスを再起動させれば回避できるものの、対応要員の不足などで根本的な改善をはかることができませんでした。現在シフトされている対応要員のパワーと技術で、レスポンス低下の原因を究明して迅速に対策を行い、お客さまへのサービス体制を改善課題になっていました。
初期システムのマイナーチェンジが原因。サーバにJENNIFERを搭載
当社が情報管理部門の悩みを聞き、調べたところ、レスポンス低下などの現象は、初期に開発したシステムをベースにマイナーチェンジを繰り返して現在に至っていること、世代の移行とともに初期の開発者がいなくなり、問題発生のポイントを絞り込めていない状況にあることがわかりました。
JENNIFERはシステムの状況をリアルタイムに監視し、どこで問題が生じているか瞬時にポイントを絞り込むことができます。しかも、スキルに関係なく誰でも正確な分析が可能です。
JENNIFERを導入することで、問題の原因究明に必要な情報を把握でき、解決できること。しかも、当社が提供しているSaaSで利用すれば、高額な投資が不要で、部門レベルの決済で導入できることを理解していただきました。その結果、別々の業務システムが搭載されているサーバにJENNIFERを搭載することになりました。
リソース解放漏れのトランザクションを発見。ロジックも特定でき、 運用構造を改善できた
初期システムの開発者がいないこと、情報管理部門の担当者が運用部隊の方であり、システムのマイナーチェンジには関与していなかったので、まず、システム環境全体を把握するところからスタートしました。
JENNIFERを導入することで、「リソース解放洩れ」のトランザクション(一連の作業プロセス)を即座に発見することができました。また、ボトルネックを引き起こしているトランザクションや、そのロジックも特定することができました。
その結果、問題の発生要因を、ほとんど工数をかけることなく把握でき、素早い対応で、システムを正常に運用できるようになりました。
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